横浜ゴムは12日、同社のグローバル・フラッグシップブランド「ADVAN(アドバン)」のハイパワー車向けタイヤ「ADVAN Sport V105 MO」が独ダイムラー社のメルセデス・ベンツ『CLS シューティングブレーク』に新車装着されたと発表した
同タイヤは、ダイムラー社と共同開発したもので、タイヤサイドに同社の承認を示す「MO」マークが刻印されている従来モデルの超高速域での走行安定性はそのままに、ドライ・ウェット性能や制動性能を一段と向上快適性や伸縮性を高レベルでバランスさせた2011年発売の『CLSクラス』、『SLKクラス』、今年発売の『SLクラス』にも新車装着されている
ADVANは同社を象徴するグローバル・フラッグシップブランドで、現在はハイパワー車向けの「ADVAN Sport(V103)」、新世代SUV用タイヤ「ADVAN S.T.」、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD08」などを販売しており、世界有数のカーメーカーやチューナーとの共同開発も積極展開しているモータースポーツ分野でもADVABレーシングタイヤが世界トップレベルのレースにワンメイク供給されるなど、高い評価を得ている
ASUSTeK Computer(ASUS)の「VivoBook X202E」は、タッチパネル付きの11.6型ワイド液晶ディスプレイを備えたWindows 8搭載モバイルノートPCだ
【Win 8でも安値攻勢のエイスース:5万円台でタッチ対応のWindows 8モバイルPC「VivoBook X202E」はアリなのか?】
クラムシェル型のノートPCでありながら、10点同時のマルチタッチに対応した静電容量式タッチパネル付きの液晶ディスプレイを採用し、Core i3搭載モデルで5万4800円、Pentium搭載モデルで4万9800円とリーズナブルな価格を実現している今回は2012年10月31日に発売されたCore i3搭載モデルの「X202E-CT3217G」をレビューしよう
ボディカラーはシャンパンゴールドとスチールグレーの2種類があるが、今回入手したのは前者だボディの素材にはアルミニウムを採用しており、底面はしっとりとした手触りのマットな質感に仕上げているヘアライン加工で仕上げられた天面とパームレスト面は光を反射してキラキラと光り、華やかなイメージがある一方、ずっしりとした金属の重みを感じるボディで、剛性感も高い低価格モデルながら、外観にチープさはまったくない
ボディのサイズは303(幅)×200(奥行き)×8.5~21.7(高さ)ミリだ11.6型フルHD液晶ディスプレイを搭載するUltrabook「ZENBOOK Prime UX21A」(UX21A-K1256)のフットプリント(幅299×奥行き196.8ミリ)とほぼ同じで、11.6型ノートとしては少し大きめのサイズといえる
また、最近のモバイルノートPCとしては厚みがある部類に入り、重量も約1.3キロと11.6型ノートとしては軽くないが、タッチパネルを搭載しているうえ、価格設定から薄型軽量化のために過度なコストをかけられないことは容易に想像できるコストがかかるアルミニウムをふんだんに使って高級感を出した一方で、これくらいの厚さと重さになるのは仕方がないだろう
ただ、実測での重量は1.41キロとかなり公称値より重かった1台を計測した実測値のみが正しいとはいい切れないが、日本メーカーのモバイルPCはほぼ公称スペック通り(またはそれ以下)の重さであることが当然なだけに、気になるところだあまり公称スペックと実物との開きが大きいと、信用を失いかねない
バッテリーは本体に内蔵されており、ユーザーが着脱することを想定していない容量はCPUID HWMonitorの表示(Designed Capacity)で約36ワットアワーだ公称のバッテリー駆動時間は約5.2時間となっている
付属のACアダプタは、突起部を除くサイズが53(幅)×53(奥行き)×29ミリ(高さ)とコンパクトで、重量も131グラムと軽い(いずれも実測値)ただし、ACプラグはアダプタに直付けされており、プラグ部分が折りたたんで収納できない点はマイナスだ
●Ivy Bridgeベースの超低電圧版Core i3を搭載
基本スペックには、超低電圧版のIvy BridgeおよびChiefRiverプラットフォーム(いずれも開発コード名)を用いている
CPUは、Ultrabookで採用例の多いCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)などの廉価版に位置付けられるCore i3-3217U(1.8GHz)だTurbo Boost 2.0に対応しておらず、高負荷時にも1.8GHzよりクロックが上昇しないため、Core i5-3317Uに比べると最大で800MHz動作クロックが低いTDP(熱設計電力)は17ワットで、Core i5-3317Uと同じだ
チップセットはIntel HM76 Expressを搭載グラフィックス機能はCPUに統合されたIntel HD Graphics 4000を利用するメモリはPC3-10600 SDRAMを4Gバイト搭載するが、増設には対応しないデュアルチャンネルアクセスには非対応で、シングルチャンネルアクセスとなっている
データストレージは2.5インチのSerial ATA対応HDDを採用しており、回転速度は5400rpm、容量は約500Gバイトだ評価機をデバイスマネージャで確認したところ、シーゲイトのSerial ATA 3Gbps対応7ミリ厚HDD「Momentus Thin(ST500LT012)」を搭載していたVivoBook X202EはUltrabookではないが、光学ドライブは内蔵していない
通信機能は、100BASE-TX対応の有線LAN、IEEE802.11/b/g/n準拠の無線LANと、Bluetooth 4.0を標準装備している有線LANが1000BASE-Tに対応していない点は惜しいが、最近は有線LAN自体を持たないUltrabookも少なくないだけに、低価格製品にそこまで求めるのは酷だろう無線にトラブルがあった場合や、外出先のホテルの回線が有線しかない場合など、いざというときの保険としては100BASE-TXがあるだけでも心強いものだ
有線LAN以外の端子類としては、USB 3.0を1基、USB 2.0を2基装備するほか、SDXC対応SDメモリーカードスロット、HDMI出力、アナログRGB出力、マイク/ヘッドフォン共用端子を装備する液晶ディスプレイのフレーム上部にはWebカメラ(92万画素)も装備する
OSは64ビット版のWindows 8を導入している付属ソフトについては、オフィススイートとしてKINGSOFT Office 2012 Standardを備えているほかは、ASUS独自のユーティリティが中心と、シンプルな構成だ
●11.6型ワイド液晶ディスプレイはマルチタッチに対応
液晶ディスプレイのサイズは11.6型ワイド、解像度は1366×768ドットに対応する最近のモバイルノートPCではより高い解像度、高画素密度の表示に対応するニーズも強いが、低価格の製品だけにこれ以上を要求するのはお門違いだろう
なお、Windows 8の動作要件としては、Windowsストアアプリを利用するには1024×768ドット以上、Windowsストアアプリのスナップ機能を利用するには1366×768ドットという内容があり、それはきっちり満たしている
明るさや表示品質は5~8万円くらいの価格帯のノートPCとしては標準的といえる色味は目視でも青が強いことが分かるため、色にこだわるならば、調整したほうがよい
表面は光沢仕上げなので、外光や照明などは映り込みやすい一般的なTNパネルのため視野角は狭く、特に上下方向が狭い液晶ディスプレイのチルト角度は最大で約135度まで開くので、見やすい角度に調整して使いたいところだちなみに、評価機のヒンジは固すぎず緩すぎず、ちょうどいい固さという印象を受けた
この液晶ディスプレイに、10点同時のマルチタッチに対応したタッチパネルを装備している点が、VivoBook X202Eの大きな特徴だタッチ操作を強く意識して開発されたWindows 8自慢のユーザーインタフェースをフルに体験できる
とはいえ、最近はタッチパネル表面の摩擦の少なさ、触り心地のよさ、指紋の拭き取りやすさといった部分を強調するメーカーも出てきている率直にいって、その辺りに関してVivoBook X202Eの品質は平凡な印象ではあるが、使いづらく感じるほどではない意識して使い比べてみなければ、気にならないだろう指の動きに画面の描画が滑らかに追従するWindows 8ならではの操作感は十分味わえる
●素直な配列のキーボードとWindows 8対応タッチパッドを搭載
キーボードは、キートップのみを露出させたアイソレーションタイプで、標準的な6段配列だキーの配列にクセはないが、キーピッチは実測で横が約18.5ミリ、縦が約16.5ミリと、少し縦のピッチが狭いまた、最上段のファンクションキーやカーソルキーが小さめ(いずれも実測でのサイズが約12.5×約8ミリ)なので、人によっては少し慣れが必要かもしれない
スイッチの強さは適度で悪くないが、素材が影響しているのか、タッチ感としてはやや頼りなく、人によってはカチャカチャとした音も気になるかもしれないもっとも、キーボードユニットは剛性の高いボディにしっかり固定されているしたがって、強めにタイプしても、たわみなどは感じない
最上段にはファンクションキーと共有でディスプレイの輝度や音量調整、無線機能のオン/オフを行うキーがあるただ、このキー操作では無線LANとBluetoothの両方を一緒にオン/オフにすることしかできず、無線LANだけをオンにしたり、Bluetoothだけをオンにするといったことができない(Windows 8の設定メニューから個別にオン/オフを行うことは可能)細かいことではあるが、ZENBOOKでは実現できていただけに気になった
キーボードの手前には、タッチパッドとボタンを一体化したいわゆるクリックパッドを装備するASUSのドライバが導入されており、マルチタッチジェスチャーによる操作が可能だ2本指でのスクロールやズーム、3本指でのページ送り/戻しといったおなじみの機能のほか、パッドの右端から左へのスワイプでチャームの表示、左端から右へのスワイプでWindowsストアアプリの表示といったWindows 8を便利に使える機能も加わっている
●HDDモデルながら意外にキビキビとした使用感
ここからは各種ベンチマークテストの結果を見てみようまずはWindows 8標準のWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアだが、グラフィックスのサブスコアが低い点はCPU内蔵グラフィックスを利用しているモバイルノートPCとしては仕方がないところだまた、データストレージがHDDということで、プライマリハードディスクのスコアも5.9にとどまっている
HDDの性能については、CrystalDiskMarkも実行して確かめたSequantial Read、Sequantial Writeは2.5インチHDDとしては高速な部類に入るものの、Ultrabookを中心に採用が進んでいるSSDにははるかに及ばない
PCMark 7は、主にWindows標準のアプリケーションを使ってPCの一般的な用途をシミュレートするテストだが、データストレージがHDDである影響が顕著に出ているSystem Storage Scoreが1581と低いほか、ほかの項目もディスクアクセスを含む処理が多いため、全体的にスコアが低い2144という総合スコアは、SSDを搭載するUltrabookなどと比べると大きく見劣る
3D描画系ベンチマークテストのスコアは、Core i5-3317U搭載のUltrabookよりもツーランクほど下がるスコアとなったTurbo Boost 2.0が使えないことによる最大クロックの差や、メモリ帯域の差が影響しているのだろう
なお、PCMark 7、3DMark Vantage、3DMark06、ストリートファイターIVベンチマーク、MHFベンチマーク【絆】のテスト結果には、同じ画面サイズのUltrabookである「ZENBOOK Prime UX21A」(UX21A-K1256)と「VAIO T」(SVT11119FJS)のスコアも併記した
ZENBOOK Prime UX21A(UX21A-K1256)はCore i7-3517U(1.9GHz/最大3.0GHz)や256GバイトSSD、11.6型フルHD液晶を搭載したハイスペックな構成、VAIO T(SVT11119FJS)はCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)、500GバイトHDD(5400rpm)+キャッシュ用32GバイトSSDを備えたスタンダードな構成のUltrabookだただ、いずれもOSはWindows 8ではなく、64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)なので、参考程度に見てほしい
このように、ベンチマークテストのスコアはあまり芳しくないのだが、起動時間は3回の平均で15秒弱、シャットダウン時間も3回の平均で9秒弱、スリープからの復帰時間も2秒ほどと高速だった
また、タッチ操作を含めたOSの基本操作のレスポンスも、ちょっと使っただけではHDDモデルとは分からないほど軽快でキビキビしている大きなファイルをコピーしたり、アプリケーションをインストールする場合などは、さすがにSSD搭載モデルとの差を実感させられたが、HDDでもWindows 8ならではの「軽い」操作感は十分実感できる
これは、ハイブリッドブート、UEFI Fast Boot、常駐プロセスの削減、重複メモリのコンバインや描画システム改善によるメモリ使用量の削減、GPUアクセラレーションの積極活用、CPUのSIMDエンジンの画像レンダリングへの活用といった、Windows 8において操作感を改善するための技術的なブレイクスルー、そしてそれに対するハードウェアやドライバの最適化が背景にあるだろう
●バッテリー駆動時間、動作時の騒音と発熱も実測
バッテリー駆動時間のテストは、BBench 1.01(海人氏・作)で行った無線LAN経由でネットに常時接続(Bluetoothオフ)し、設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」、WebブラウザはInternet Explorer 10(32ビット版)を指定、タブブラウズは無効にして測定している電源プランは「PowerSaving(ディスプレイの輝度40%)」とOS標準の「バランス(ディスプレイの輝度40%)」の両方で行なった快適性や伸縮性を高レベルでバランスさせた
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