仙北市の田沢湖高原温泉郷のマスコットキャラクター「オモテナシ３兄弟」のぬいぐるみ２個が、展示されていた横浜市内の物産展で持ち去られ、行方が分からなくなっているぬいぐるみは同市が所有する非売品なくなったのは３兄弟のうち長女のイヤスンダーと次男のヌクインダーで、長男のフカインダーは仙北市商工課の窓口でひとり、妹と弟の帰りを待っている
ぬいぐるみ３個は８～１０日に横浜市旭区の相模鉄道二俣川駅構内で開かれた物産展「秋田・せんぼく山の楽市」でパンフレットなどのそばに展示されていた仙北市商工課によると、８日午後、長女で秋田駒ケ岳の山の精、イヤスンダーがなくなっているのを市職員が発見９日はぬいぐるみがなくなったことを知らせる貼り紙をし、職員らも警戒していたが、今度は次男の温泉の精、ヌクインダーも持ち去られ、長男で田沢湖の精、フカインダーだけが同市に戻った
同課は「（持ち去った人は）名乗り出なくてもいいから、ぬいぐるみを早く返してほしい」と話す３兄弟のブログでも情報提供を呼びかけているが、有力な情報は寄せられていない情報提供は同課（０１８７・４３・３３５１）まで 東北経済産業局がこのほど発表した９月の東北６県の経済動向個人消費では「（東日本大震災からの）復興需要は一巡したものの、全体として堅調に推移している」との判断を示した百貨店やスーパーを対象にした東北地域大型小売店販売額動向（速報）で見ても、９月は全店舗で９５２億円で前年同月比１・４％増となっており昨年５月以降、今年７月を除いて前年同月比プラスの状態が続いている【山越峰一郎】
残暑で秋物衣料が不振だったものの、百貨店ではアクセサリーやハンドバッグなど、スーパーでは半加工食品やアイスが好調だった山田尚義・東北経済産業局長は「女性ものの高級品が好調だったのは、仕事は安定したが家はまだ建てられないので消費に回すということがあるのかもしれない」と分析する
また、全体動向は前月に引き続き「一部に弱含みの動きがみられる」としながらも「東日本大震災からの回復が続いている」との評価住宅着工は前年同月比３９・６％増雇用は、有効求人倍率、新規求人倍率ともに若干低下したものの、７～９月期の完全失業率は３・７％と１４年ぶりに４％を切った
また生産面に関して山田局長は「東北への企業進出は、土地取得など目に見えない部分を含め進んでいるこれを一過性のものにしないことが大切だ」との認識を示した
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商都・仙台では、大型商業施設で好調な売り上げが続いている
ＪＲ仙台駅前の「仙台パルコ」は東日本大震災後、売上高が、今年４月までは前年同月比１３０％前後の月が続き、５月以降も前年並みをキープ玉岡幸左右・同店次長は「昨年度は復興需要に加え、高速道路無料化による上積みも若干あった駅周辺の開発が進むなど仙台の魅力が高まっており、今後も大きく落ち込むことはない」とみる入館者数が震災前より１割増の水準で推移し、テナント店舗入れ替えで若い客層も増えたという
他にも同駅周辺では、イオンリテールが運営する「仙台フォーラス」も、３～８月の売上高が震災前の１０年比で約１０％の伸びだった
市内中心部でも、来年開店８０周年を迎える老舗「仙台三越」が、１０月まで１８カ月連続で前年同月を上回る売り上げを記録１０月には世界の高級時計を集めた「三越ワールドウオッチフェア」を開催し、１億２０００万円を売り上げた同店は「震災後は“上質で長く使えるもの”が好評で、顧客心理の変化に合わせたイベントを開催していることも好調の一因」と分析する
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