◇「感謝の気持ちで」415キロ踏破--望月将悟(もちづき・しょうご)さん(35)
今年8月に開かれた山岳レース「トランス・ジャパン・アルプスレース(TJAR)」で優勝し、2年前の前回大会に続く連覇を果たした「日本一過酷なレース」とも言われ、日本海側の富山県魚津市から太平洋側の静岡市駿河区まで、8日以内に3000メートル級の山々を越えながら全長415キロのコースを踏破する事前選考を通った参加者28人のうち10人が脱落する中、2位に12時間以上差をつけ、5日と6時間24分でゴールした
高校卒業後、「人の役に立てる仕事を」と清水市消防本部(現静岡市消防局)に就職2年目から救助隊に入り、体力作りや管内把握のため山に登るようになった次第にのめり込み、国体に県代表の縦走選手として出場したり、南アルプスの山々に登ったりするようになった
02年から始まったTJARの大会に初めて参加したのは第5回の前回大会そこでいきなり、5日と5時間22分の大会新記録で優勝したルール上、途中で食料や水を買うなどはできるが、ほかに人の手を借りることはできず、山小屋での宿泊も禁止事故が起きても自己責任だツェルト(簡易テント)や雨具、ヘッドランプなどの荷物を持ち、北アルプスの槍ケ岳、南アルプスの塩見岳など3000メートル級の山々を登っては下りる体の節々を痛めながら完走した
今回の大会も夜通し行動し、5日と半日の中で睡眠時間は合計わずか9時間連覇のプレッシャーもある中、足にマメを作りながらゴールしただが終わった時は「やったぞ、という思いはなくて、感謝の気持ちばかりでした」と振り返る途中、携帯電話で温かい言葉をくれた家族や、塩見岳で待っていた山仲間たちの励ましのおかげ、と頭を垂れる
2年後の次回大会に出るかは「その時にならないとわからない」というが、今後も各地の山々を踏破するつもりでいる「五感が研ぎ澄まされる感じが好きで、仕事にも役立てると思うんですよ」と笑った亀山市は30日まで、市立医療センター(亀田町)の看護部長を公募する現看護部長が来年3月末に定年退職するのに伴う募集で、初めて院外まで門戸を開いた
応募資格は57年4月2日以降生まれで、看護師長(同等)以上の管理経験があり、通勤可能な人市指定の職員採用試験申込書や履歴書・身上書、看護師免許の写しなどが必要採用は来年4月1日
書類選考後、12月16日に市役所で2次選考(小論文、面接)を行う現在、同センターには応募条件を満たす3人の対象者がいるという問い合わせは、市人材育成室(0595・84・5031) 北海道大が戦前から戦後にかけて研究目的でアイヌ民族の墓から持ち出した遺骨アイヌの子孫3人がイチャルパ(先祖供養)の妨害で、憲法で保障された信教の自由の侵害に当たるとして、北大に遺骨の返還と慰謝料900万円の支払いを求めて提訴し、第1回口頭弁論が今月30日に、札幌地裁で開かれる政府は大学が身元の分かる遺骨を返還し、それ以外は白老町にできる施設で慰霊する方針を打ち出している北大が過去に行った遺骨の収集に対し、司法がどのような判断するのか【千々部一好】
◇「墓掘り返し1000体収集」
軽種馬放牧地の外れにある浦河町の杵臼墓地立派な墓石が目立つ和人墓地の隣で、雑草が生い茂る場所にアイヌの先祖が眠る墓が点在する「アイヌの墓は水はけが悪く大雨で地面がぬかるみ、和人の墓とは違う死後の世界でも差別されている」原告の一人、城野口(じょうのぐち)ユリさん(79)=同町=は、周囲に迫る山が色づく墓地で怒りをぶつけた
ここで墓が荒らされ、遺骨や副葬品がたびたび持ち去られた城野口さんは20代のころ、機械で地下1・5メートルまで掘り下げられ、穴だらけになった無残な姿を今も鮮明に覚えている85年に亡くなった母親、マツさんは「あの世に行って先祖になんとわびてよいかご先祖様からお前らは何をしていたのかとしかられる」と言い残したそんな遺言を胸に、城野口さんは「ここから持ち去られた遺骨を一日も早く故郷に戻してほしいその一心で裁判を起こした」と話す
城野口さんら3人が提訴したのは9月14日訴状によると、北大医学部の児玉作左衛門教授らが1931(昭和6)年から55(昭和30)年にかけて、杵臼墓地で、アイヌの同意もなく、遺骨を発掘浦河町以外の道内各地でも繰り返し、約1000体の遺骨が収集され、アイヌのルーツや人類学の研究に利用されたと主張している
■交渉に応じず
道ウタリ協会(現在の道アイヌ協会)は82年に先祖供養のため、北大に遺骨の返還を要請北大は翌年、納骨堂を作り、動物実験室などに保管されていた遺骨を移して安置した84年から毎年、イチャルパを行うが、これまでに返還した遺骨はわずか35体だけ
原告の一人、小川隆吉さん(77)は収集の経緯や責任の所在を北大に求め、情報開示も請求市民グループ「北大開示文書研究会」が08年8月に発足し、支援している今年2月、北大との話し合いを持とうとしたが、北大が応じなかったため、提訴に踏み切った
北大は10年度から遺骨の保管状況などの全学調査を始め、今年度末に結果をまとめるしかし、詳しい調査内容などは一切明らかにしていない今回の提訴についても、北大総務課の辻邦章課長は「裁判の中で主張を明らかにしたい」とコメントを拒否している
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