朝日新聞デジタルのニュースで、＜社長ツイッター炎上、送料無料に 通販「ゾゾタウン」＞という見出しを見つけました
これは、ブランド衣料の通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイが、原則399円だった送料を無料にすると発表したもので、その理由は、＜サイト利用者らの調査で、ネット通販に「安さ」を求める声が多かったため＞だそうです
この送料をめぐっては、同社の前沢社長が、ツイッターで送料が高いと書き込んだ人に対し、「ただで商品が届くと思うんじゃねぇよ」「お前みたいな感謝のない奴は二度と注文しなくていいわ」とつぶやき、謝罪に至った経緯があり、その辺の事情も絡んでいるのかもしれません
しかし、社長の言葉遣いは問題としても、はたしてどこまでお客の声を聞くべきか？については、経営者は慎重にならなくてはいけません
なぜなら、現在の「顧客絶対有利社会」で究極までお客の声を聞いてしまえば、企業は儲からなくなり、最悪、倒産してしまうこともあるからです
そのことを指摘したのが、11/7に発売の萌え系ビジネスストーリー『お客の心が読めるメガネ』
著者は、2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」を受賞したことのある、販促コンサルタントの竹内謙礼氏です
本書には、なまじお客の心を読もうとしたばかりに失敗した経営者の例がたくさん出てきます
謎の死亡事件が次々起こり、すべての被害者が働き盛りの中高年男性証言によると彼らはみな「黒縁の大きなメガネ」をかけていた…そしてメガネはなぜか死んだ後、すべて現場から消えているのですこの事件の謎に挑むヤマさん、ひょんなことから「客の心の中を覗けるメガネ」を手に入れた悩める経営者のマサト、そしてそのマサトの前に現れた、謎の美少女（魔女）と憧れの起業家オダギリ…彼らが繰り広げるストーリーが、この『お客の心が読めるメガネ』です
はたして主人公マサトは、「客の心の中を覗けるメガネ」の誘惑に勝てるのか？
「顧客絶対有利社会」において、われわれがどう「お客様の声」と向き合えばいいのか、そのバランス感覚を教えてくれる一冊です
事故があった「アパホテル」金沢駅前のエレベーターは、シンドラー社によると、６年前に東京・港区で高校生が死亡した事故機とブレーキと巻き上げ機、制御盤が同じ型だったことがわかっているこのエレベーターはモーターの駆動で上昇や下降、停止する仕組みで、ブレーキは止まった状態のかごを固定するためのものだった
捜査本部は、制御系統に何らかの異常が発生し、かごが動き出したとの見方を強め、システムに詳しい外部の専門家に捜査協力を求める方針を固めた
一方、死亡した清掃員・前多外志子さん（６３）の自宅には２日、シンドラー社の幹部が謝罪に訪れた
大月通明代表取締役「我々の製造したエレベーター、据え付けたエレベーター、強いて言えば保守をしていたエレベーターで大事なお母様のお命を亡くすような事態を起こしたことに対して、これはもう誠心誠意、おわびを申し上げました」
前多さんの長男「会社としてはああいった誠意は見せないといけないでしょうし、その辺は理解できますし、もっと落ち着いていればちゃんと対応できたかもしれませんけれど」「あんな母の姿を見せられて穏やかではいられないですよ」
また、国交省は、全国のシンドラー社製のエレベーター５５００基を点検する方針を決めている
しかし、社長の言葉遣いは問題としても、はたしてどこまでお客の声を聞くべきか？については、経営者は慎重にならなくてはいけません
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